大学進学で心配になった学費のこと
姉が夫婦喧嘩をしたそうです。なんでも、お義兄さんが姉に断りなく子どもの学資保険を増やしたと言うのです。親心というやつですね。お義兄さんは、将来子どもに思い切り学んでほしかったのでしょう。かくゆう私も、私立の大学に進学した折、学資保険でつみたてた分に大変助けられています。
親からすれば、できれば勉強は自分から望んでしてほしいでしょうし、望んで勉強するときに、金銭の問題が妨げになるなどという、悲しいことにはなってほしくないのでしょう。お義兄さんは口べたですから、姉にそれを説明しませんでしたし、姉は勉強嫌いでしたから、学資保険などというものを意識したことはなかったでしょう。
私も、大学に行くまでは、学資保険という言葉さえ聞いたことがありませんでした。
私立大学に進学が決まったとき、一番学費の心配をしました。大学に合格した瞬間から、そういった心配が私の周りをついてまわったのです。
父は「子どもが金の心配などするんじゃない」と怒りましたが、私だって大学に行く歳でしたから、父の言葉の裏を勘ぐって「やっぱりお金ぎりぎりなんだ!」などと思ったのです。それを正直に吐露したところ、母に笑われてしまいました…。
「お父さんだってバカじゃないんだから。ちゃんとアテがあんのよ。あんたたちにはちゃんと学資保険をかけてるんだから」
そういうわけで、私は今、大学生をしています。
そして電話口でぎゃんぎゃん喚いている、お父さんに学費で説教をもらったことが終ぞなかった姉に、私は言うのです。
「お義兄さんもパパだからね。子どもはお金の心配なんてするんじゃないって言いたいのよ」